コラム

不定期シリーズコラム「門徒さんに聞く!」

寺はご門徒に支えられ、帰命の心を代々に伝承してきました。そんなご門徒の活動や声を聞くコーナーを設けました。不定期コラムです。

Vol.1「竹灯籠の魅力」

記念すべき第1弾は、みやま市高田町にある明願寺(三池組)の門徒、西山勝幸さんのお宅をたずねました。聞き手は釋峯水(蓮尾康行)です。

(峯水)西山さんは所属寺の明願寺さんや近隣寺院に竹灯籠を寄贈しておられるそうですね。

(西山さん)はい。報恩講や永代経、大衆供養や同朋大会など、お寺で行事が催される時に納めています。

(明願寺住職)大晦日(除夜の鐘)には、参道を照らす竹灯籠もお願いしています。

(峯水)いつ頃から作りはじめられたのですか。

(西山さん)4年程前、知人に誘われて近所の竹灯籠会に入会してからです。

(峯水)どれも素晴らしい作品ですね。文字だけでなく、親鸞聖人の御影や八藤紋(真宗大谷派の紋)など、複雑な造形作品もあり、思わず感嘆の声がもれます。

(西山さん)いやぁ先輩方に比べれば私なんかまだまだひよっこです。

(峯水)そうですか。作品作りで難しい点などありますか?

(西山さん)テーマを決める時が一番悩みますね。

技術面では、文字の場合、字に沿って全て竹をくり抜いてしまうと文字の形になりませんから、縦のラインを数か所残しつつ、文字に見えるようにしなきゃいけない。いつも頭を悩ませます。

また、複数の竹を組み合わせて作る作品は難しいです。先輩の中にはお城を作る人も。いつか私も挑戦してみたいです。

(峯水)楽しみにしています。ところで、西山さんと明願寺さんの関係はいつ頃からはじまったのですか?

(明願寺住職)平成22年に地域の世話人をお願いしたのがきっかけです。

(西山さん)当時は仕事もしておりましたので、お役に立てるかどうか心配だったのですけど。

(峯水)やがて10年のお付き合いですね。

(西山さん)はい。2年前には、現在の住職が継職されたのを機に、帰敬式を受け、総代と組門徒の職を拝命し2年が経ちました。

(峯水)教えを聞き始めて何か感じられたことなどありましたら、お聞かせください。

(西山さん)難しいことはわかりませんが、「人に喜んでいただくことで、人は喜びを感じるのだということを、改めて発見できたように思います。

(峯水)竹灯籠作りはまさにその活動の一環ですね。

(西山さん)はい。喜んでいただけると、私自身がとてもうれしくなります。

(峯水)「自利利他円満」という仏教の教えに通じるお話しだと感じました。本日はありがとうございました。

次回は、どうやって竹灯籠を作るのか?その現場に密着します。

(取材/釋峯水)

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「2023年度 非核非戦法要」勤修

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冊子・パンフレット

広報誌『聲(Voice)』

九州教区では、年に一回、広報誌『聲(Voice)』を発行しています。 ぜひご覧いただき、皆様の「聲」をお聞かせください。

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九州教区 慶讃法要お待ち受け大会 オンライン参拝

 お待ち受け大会後、広報部門に「自坊でオンライン参加した」という情報とその様子を撮った写真をいただきました。新型コロナウィルスの流行で、一般的になりつつあるリモートですが、具体的にどのようにして開催したのか、大分東組・浄龍寺の手嶋暁史さんにzoomでインタビューさせていただきました。 Q.今回、どうしてリモート参拝を計画されたのですか?  そもそものきっかけは、御門徒さんの「本山の坂東曲を見てみたい」という声でした。お参りに行きたいけれど長時間座っていることが身体的に厳しいという言葉に応え、コロナで報恩講ライブ配信をすると聞いて、リモート視聴できる環境を整えました。 お待ち受け大会は、大

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