【親鸞聖人ゆかりのご旧跡紹介】九州教区 真宗本廟 春の法要奉仕団
2025.02.26

親鸞聖人ご誕生のゆかりのご旧跡 巡りについて
現在、参加者を募集している「九州教区 真宗本廟 春の法要奉仕団」では、真宗本廟奉仕後、親鸞聖人ご誕生のゆかりのご旧跡を参拝いたします。
■ご旧跡とは…
浄土真宗の宗祖である親鸞聖人や、歴代上人のご生涯での事跡が伝えられる寺々や、そのお弟子の由緒を伝える寺々をご旧跡と呼んでいます。
今回巡るご旧跡は以下のとおりです。
六角堂(親鸞聖人百日参籠の地)
■六角堂(頂法寺)とは…
親鸞聖人は29歳のときに比叡山を下り、この六角堂に百日間参籠されました。そして95日目の暁、夢に聖徳太子の示現の文を得られたと伝えられています。
聖人はこの夢告に導かれ、吉水の地に庵を結んでおられた法然上人をたずねられて本願念仏の教えに出遇われました。
六角堂は正式には「紫雲山頂法寺」といいますが、御堂が六角形であるためこのように呼ばれています。元は天台宗の寺院でしたが、いまは単立の寺院となっています。平安時代末期より聖徳太子建立の寺院として、また観音信仰の霊場として人々の信仰を集めました。
境内にある「親鸞堂」には「草鞋の御影」と「夢想之像」が安置されています。
法界寺(親鸞聖人御誕生の地)
■法界寺とは…
法界寺は親鸞聖人の誕生の地と伝えられている、日野の里にある真言宗醍醐派の寺院です。
この地には元々藤原氏の流れを汲む日野氏の伝領地があり、そこに日野家が別邸を建てたことから日野の里と呼ばれてきました。日野家の氏寺でもある法界寺は日野資業が創建したもので、その後伽藍が整備されました。
誕生院(親鸞聖人御誕生の地)
■誕生院とは…
親鸞聖人の誕生を顕彰し、法界寺に隣接して建てられたのがこの誕生院です。
本堂は真宗寺院としては例のない三方に回廊を巡らせたものになっていますが、これは聖人の当時の面影をしのぶことができるよう、平安朝様式で造られたものです。中央の厨子には本尊阿弥陀如来が、北余間には父有範の木像が安置されています。境内には聖人産湯の井戸や胞衣塚があります。
【問い合わせ】
真宗大谷派九州教務所(担当:玉井)
0942-32-3056 / kyushu@higashihonganji.or.jp