コラム
「2023年度 非核非戦法要」勤修
長崎への原爆投下から78年を迎えた2023年8月9日。13時30分から長崎教会(長崎市筑後町9‐23)を会場に「非核非戦法要」が勤修された。
今年は台風6号の接近のため、参加予定であった方々には急遽ご遠慮いただき、長崎教会近隣の寺院の方々に出仕をいただき、また全日程についてはオンライン配信を行い、中止することなく勤修された。
例年、長崎教会境内地内にある「非核非戦」の碑前にてお勤めを行った後、本堂において開会の運びとなるが、強風・悪天候により堂内でのお勤めとなった。
勤行の後、沖縄県の照屋隆司さん(沖縄別院総代)から、「沖縄の米軍基地に関すること」(1.基地と憲法、沖縄から見える日本の姿 2.基地集中という差別からの解放 3.「兵戈無用」に関する疑問)と題してお話をいただいた。
照屋さんも台風の影響で長崎の地にまでお越しいただくことが叶わず、会場を含め約50名の方々がオンライン配信にてお話をお聞きした。
照屋さんからは、講題のもと、ご自身が育ってきた沖縄の米軍基地の問題。その基地問題の解決に向けた長年の活動の中での思い。特に、沖縄の問題が沖縄県外に住む人々の問題となっていかない現状を訴えかけた。参加した者は皆、沖縄の問題は沖縄の人だけの問題ではなく、私たち一人一人の自らの問題であるということを強く確かめる集いとなった。
法要の様子は、九州教務所YouTubeチャンネルにて公開していますので、ぜひご視聴ください。