教化活動

2022.08.31

2022年度 大分別府組 夏期講習会【報告】

 大分別府組夏期講習会が、別府豊泉荘を会場として7月17・18日の2日間開催されました。この夏期講習会は、1925年(大正14)に旧大分組で「住職子弟の修養研鑚」を目的として始まり、今回が第86回目となります。

 兼職の住職が多い旧大分組にあっては、この夏期講習会が貴重な教学研鑽の場であり、先輩住職方の意思を引き継いで、続けられてきましたが、組の合併を機に、従来の夏期講習会の実施方法を見直し、2日間の日程でお寺以外の会場での初めて開催となりました。

 講師に、延塚知道大谷大学名誉教授をお迎えし、「宗祖の視点で『大経』下巻を読む」というテーマのもと、都合8時間の講義があり、36名の参加者は、先生の迫力ある講義に応えるように質疑も大変活発なものになりました。今後2年間引き続いて延塚先生に講義していただくことをお約束して講習会を閉じました。

 新たに九州教区が誕生し、組が合併したものの、新型コロナウイルスの関係で組の教化活動は停滞していましたが、この講習会を常に言われてきた「組を基軸とした教化」活動の起点として、今後の教化事業を実施していきます。

延塚知道先生による講義の様子

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